クラブ(カニ)キシュ
タルト型に生地をしき込み、半焼きにして、生クリームと卵などのアパレイユにカニ肉を混ぜて、生地に詰めて共焼きにします。料理用キッシュで、軽い食事などに重宝されます。
カニ肉300g、生クリーム200ml、全卵4個、塩/胡椒/ナツメグ少々、パート・ブリゼ250g
パート・ブリゼを厚さ3ミリに伸して、浅まのタルト型にしき込みます。生地底をピケして、紙を被せてタルトストンを詰めて、高温のオーブンで15~20分間、半焼きにします。そのままの状態で冷まします。アパレイユを作ります。カニは細かくほぐします。ボウルに全卵を入れて、かるく泡立てます。生クリームを加えてよく混ぜます。ここにほぐしたカニ肉を混ぜます。塩と胡椒、ナツメグで香味を整えます。先の生地にアパレイユを詰めて、表面を整えます。中温のオーブンで、20分間を目安に焼きます。
パート・ブリゼ / Pâte brisée
フレィキィ・ペースト / Flaky Paste(英)
薄力粉500g、バター250g、塩10g、水(冷水)200ml
薄力粉をふるいにとおして、塩を混ぜます。このふるった粉の上にバターをおき、スケッパーで細かく切り混ぜてから手を通すようにして粉とバターを混ぜます。バターが粉をかぶった粒子状となれば、冷水を加えて、手速く全体をあわせます。ここで練ってしまうと生地が堅くなりますので、スケッパーなどで軽くまとめます。手で軽く押えるようにして、まとめたものを半分に切り重ねるという作業を3~4回行ないます。この生地はビニール袋で包み、冷蔵庫で休ませます。
他の方法。
前記と同様に生地を用意して、この生地にカニの肉を詰めます。細かく刻んだパセリを散らします。これに全卵3個と生クリーム50~100mlを混ぜて、塩、胡椒、ナツメグで味をととのえたアパレイユを注ぎます。バター20gを小さく切って散らし、高温のオーブンで20分間ほど焼きます。カニを小エビに代えれば、小エビのキシュとなります。小エビはレモン汁1/2個分をふりかけてから生地に詰めます。
カニの季節は秋から冬です。
生のカニをゆでるには、鍋に5リットルの水、0.25リットルの酢を入れます。この鍋を火にかけて沸騰させ、水洗いして切り分けたカニを入れます。カニの重量によって多少の差はありますが20~30分間でゆであがります。