Wholwheat sponge #1

ホールウィートスポンジ(全粒粉スポンジ)
全粒粉スポンジです。小麦全粒粉と全卵、キビ砂糖のスポンジで、作り方は共立法です。
小麦全粒粉150g、全卵150g、キビ砂糖100g
全卵とキビ砂糖を泡立てて、全粒粉を混ぜます。直径18センチの丸型に詰めて、上面を整えて、温度180℃のオーブンで、25分間を目安に焼きます。全粒粉のしっかりとした味が感じられます。上記スポンジの応用で、小麦全粒粉と全卵、ハチミツ、植物性油脂で作るスポンジ。小麦全粒粉と植物性油脂の性質や風味を確かめるのに適した、シンプルなスポンジケーキです。手に入りやすい材料で配合構成も分かりやすく、作りやすく、味はポピュラーです。スポンジの味を変えるには(a)生の果実、または煮たフルーツを加える(b)ナッツやスパイスを加える(c)洋酒を加える、などの方法があります。ナッツ類などの乾き材料を加えるときは、全粒粉を少し減らし、逆に水分を多く含む材料(果実)は全粒粉をふやします。
できあがり
直径16センチ丸型1台分/用意する時間約20分間/加熱時間約35~40分間
編集後記
今からざっと15年前、北海道産の全粒小麦粉(細粒)に出会い、沖縄産のキビ砂糖、そして岐阜の放飼鶏卵という、3種類の材料で、(洋菓子の基本)3同割のスポンジをつくりました。焼きあがりが、これも見事に膨らんで、味はシンプルで、奥深く、これを洋風カステラと、勝手に名付けてご提供しました。この基本的な全粒粉スポンジに、水切りのヨーグルト、ラズベリーを散らしてショートケーキとしたり、以下のようにココア粉を混ぜてチョコレートケーキなどを試みました。それでも、やはり(基本的な)3同割のスポンジがおすすめで、見ているだけで、そしてひと口味わえば、充実のひと時に思えるから不思議です。