イチゴのクルートです。ここではプティパン(小さいフランスパン)を水平に切って中身をとり除いたものを浅いケースとして使います。また、同じようにビスキュイ・ア・ラ・キュイエールを用いる場合には、これを約1センチ厚さの小口切りにしてテンパンにならべ、溶かしバターと砂糖をふりかけて高温のオーブンできれいな焼き色をつけて焼きます。
イチゴを砂糖とキルシュでマリネしておきます。これをビスキュイ・キュイエールか小パンの上に盛って、グロゼイユ(またはフラン水ワーズ)のジャムを刷毛でぬります。温かなソース・グロゼイユかソース・フランポワーズ(以下参照)をかけて供します。
ソース・オ・ブリュイ / Sauce aux fruits
果実のピュレ1000g、粉砂糖1200g、レモン果汁1個分
果実のピュレを利用したソースです。フランボワーズのピュレに粉砂糖とレモン果汁を混ぜます。これを温めるか、適量の熱湯でのばします。とろみをつけるには、適量のコーンスターチを加えてもよいです。
ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール / Biscuit à la cuillère
卵黄120g、卵白210g、砂糖130g、小麦粉140g、コーンスターチ20g、バニラエッセンス少量
別立て法でつくります。配合量の砂糖半量をコーンスターチと混ぜます。これは卵白を泡だてる時に何回かに分けながら加えます。残りの砂糖は卵黄に加えて泡だてます。泡立てた卵黄に同じく泡立てた卵白と小麦粉を交互に混ぜます。このアパレイユを太い丸口金をつけた絞り袋につめて、紙をしいたテンパンに細長い棒状、ダ円形などに絞ります。粉砂糖を絞った生地の上にまんべんなく充分にふりかけます。しばらく放置して、粉砂糖が生地にしみ込んだら、さらにもう一度、粉砂糖をふりかけます。中温のオーブンで乾燥焼さにします。焼けたら紙からはがします。クルートにするには、上面に溶かしバターと砂糖をふりかけて高温のオーブンできれいな焼き色をつけます。
コメントを残す